あの日、私はパイナップルを落とした
「ああ、旦那が休みだったらいいのに」
「誰か大人が一人いてくれたら違うのに」
心からそう思うけど、
それは叶わないから
私がやるしかないんです。
どんなに体調不良でも。
泣きそうなくらい心が限界が来てても。
だって私しか居ないじゃない。

こんにちは。
ワンオペ3人育児をしている、
元限界イライラママの「うさ」です。
今日は、今でも覚えている
子育てが辛かったときの話と
そこから考えたことを、書こうと思います。
今1人で泣いてるママ?
「誰か助けて」って思ってるママ?
最後まで読んで、ちょっとだけ顔を上げてほしい。
5分だけ、読んでいってね。

子どもたちが、次々と
インフルエンザになったことがある。
上の子がなって、治ったと思ったら次の子。
そして最後に、次女がかかった。
次女はまだ小学校1年生。
熱があるから、本当は家で
ゆっくり寝ていなきゃいけない。

でも、上の子や末っ子たちの生活もある。
旦那の仕事のこともある。
家のことも、止めるわけにはいかない。
だから私は、「ごめんね」と思いながら
なんとか次女を小児科へ連れて行った。
熱でぐったりしている次女を
助手席から抱き上げる。
小1の娘は、もう結構重い。
抱っこして病院へ連れて行って診てもらって。
その帰り道。
私は、経口補水液やゼリーなど
少しでも口にできそうなものを買おうと思った。
ほんの少しだけ。
スーパーに寄った。
次女を車に一人で残しているから
急いで必要なものだけ。

不安だった。
早く戻らなきゃ。
そう思いながら、店内を急いで歩いていた。
そのとき、ふと目に入ったのが
カットされたパイナップルだった。
普段なら、ちょっと高くて買わない。
でも、その日は安くなっていた。
「これなら、熱がある次女も食べてくれるかも」
そう思った。
それに、学校や園から帰ってきた
兄弟たちも、喜ぶだろうな。
ほんの一瞬、そんなことを思った。
私はパイナップルを手に取った。
そして、急いでレジへ。
次女を車に待たせている。
早く戻らなきゃ。
会計を済ませて、袋に買ったものを詰める。
でも急いでいるから、うまく入らない。

それでも、とにかく詰め込んで
出口へ向かった。
そして、駐車場に出た。
車へ戻ろうとした、そのときだった。
袋の紐が切れて、
小走りで急ぐ私の手から、
買ったものが勢いよく滑り落ちた。
駐車場の、車が通る通路の真ん中。
買ったものが、ボロボロボロ……と
アスファルトに転がっていった。
そして、あのパイナップルも。
私は、一瞬その場に立ち尽くした。
そして、思った。
「私、何やってるんだろう……」
涙が出た。
ポタポタ落ちる涙を拭う余裕もなくて、
しゃがみ込んで、急いで手で一つずつ拾う。

すると、近くを通ったおばさんたちが、
「あらあら……」と声をかけてくれた。
そして、ビニール袋をくれて。
一緒に拾ってくれた。
ありがたかった。
申し訳なかった。
情けなかった。
私は家族のために、
ちゃんとやろうとしていたはずなのに。
次女のために、少しでも食べられるものを
買ってあげようと思っただけなのに。
それすら、うまくできない。
そんな自分が、どうしようもなく
不甲斐なく思えた。
でも、今思えば。
私はパイナップルが落ちたから
泣いたんじゃなかったんだと思う。
ずっと、全て「私がやらなきゃ」だった。

病気の子どもを病院に連れて行く。
食べられるものを用意する。
上の子たちの生活も回す。
家のこともやる。
家族が困らないようにする。
全部、止めないようにする。
その一つ一つは、
大したことじゃないように見える。
でも、それを全部抱えたまま走り続けていた。
そして、パイナップルが落ちた瞬間。
私の中に溜まっていたものまで、
一緒にこぼれ落ちたんだと思う。
涙が止まらなかった。
やっと車に戻ると、
次女が私の顔を見て言った。

「なんで泣いてるの?ママ」
私はまた泣いた。
そして、
「ママ、パイナップルさえ買って
戻ってこれなかった……ごめんね」
と絞り出して言った。
すると次女は、
「大丈夫だよ、ママ」と言った。
その言葉を聞いたら、また涙が出た。
あの日から、今の私が思うこと
今でも、あの日のことを思い出す。
あの頃の私は、全部
「もっと頑張らなきゃ」だった。
でも今なら、少し違う見方ができる。
あの日の私は、苦しかった。
本当に、苦しかったよ。

「こんなことで泣くなんて」と
自分のことを責めてもいたからね。
でも。
その前に、
どれだけ我慢していた?
どれだけ頑張っていた?
どれだけ「私がやらなきゃ」を抱えていた?
もしかしたら、
あなたを苦しめているのは、
目の前の出来事そのものではなく、
その出来事が起きるまでに
積み重なっていたものなのかもしれない。
だから、今のあなたがもし、
子どもにイライラしてしまう自分を責めているなら。
「私は何に、こんなに疲れているんだろう」
そんなふうに、
目の前の出来事の“ひとつ前”を
少しだけ見てみてほしい。
そこに、
今のあなたの心の余裕を奪っているものが
隠れているかもしれないから。

そして、もし一人で抱えきれなくなったら。
このときの私みたいに、涙がふと出てしまうなら。
「助けて」って言っていいんだ。
子どものことを誰かに頼んでもいい。
家事を手放してもいい。
ただ話を聞いてもらうだけでもいい。
「こんなことくらい、自分でやらなきゃ」
じゃなくて、
「今の私には、助けが必要」
と認めることも、
自分と子どもを守るための大切な選択なんだと思う。
あの日の私は、
パイナップルを拾いながら泣くことしかできなかった。
でも、そばで一緒に拾ってくれる
おばさんたちだって居たんだよ。
あの頃の私に言いたい。
「一人で全部抱えなくてもいいんだよ。」って。
❀ここまで読んでくれて、本当にありがとうございます❀
もし今のあなたが「子育てが辛い」。
そんな毎日を過ごしているなら
一人で抱え込まないで。
実は、ブログを書きながら
いつも思い出しているのは
過去の私のこと。
あの頃の私は「怒鳴らない方法」
ばかり探していました。
でも本当に必要だったのは
子どもを変える方法ではなく、自分の心を癒し、
自己嫌悪する毎日から抜け出すきっかけでした。
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